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巡礼街道こぼれ話![]() |
‥3月28日放送 巡礼さんが杉野の渡しを経て、島へ入ると堤防沿いに木賃宿が十軒ほど並んでいました。途中の長良には、今も町石が残り谷汲までの距離を知らせています。白石・静山・小野あたりはよく水がついたので巡礼街道は、山麓を通っていました。付近一帯にあったお地蔵さんを集めたのが、「小野百観音」。病で亡くなった人、先祖供養、満願成就の願いが込められているんでしょうね。 明治44年には小野坂トンネルが出来ましたが、それまでは起伏の激しい山越えで、途中水飲み場や茶所・巡礼岩・指差し地蔵・仏足石・念仏橋十三塚・昭和天皇お手まきの杉と桧など名所があります。 私が子どもの頃、山門には多くのこどもたちがこづかいかせぎの「おさいせんかえ」をしていた声が今も聞こえるようです。 場所‥揖斐川町小野 百観音 案内人‥観光ボランティアガイド 遠藤喜代子さん |
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白鳥神楽 |
‥3月14日放送 大昔ヤマトタケルノミコトが伊吹山の賊を討とうと当地へ来たとき、草原で道に迷っていると、一羽の白い鳥が導くように飛んできて道を教えました。それからこの辺りを「白鳥・しろとり」と呼ぶようになったのです。 白鳥神楽は、嫁じし(女性)で鈴と御幣を持ち、笛・太鼓・お囃子に合わせ舞います。白鳥神楽は、格式が高く白足袋をはき床の上で神様を背にして舞います。神楽は「悪魔祓い」の神事だけでなく、「段もの」という歌舞伎からきた神楽芝居も人気があったのです。その一つ「阿波の鳴門」が巡礼のお話です。子どものころよく白鳥で見たものです。今も4月と9月のお祭りの日に奉納しています。 案内人‥観光ボランティアガイド 窪田弘子さん |
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杉野の渡し![]() |
‥‥2月28日放送 まだ三町大橋がなかった頃、池田町杉野から揖斐川を渡り、対岸の揖斐川町島に渡る舟を杉野の渡し(島の渡し)といいました。 昔はさお一本で操りましたが、明治になり両岸の河原に三つ又を立てワイヤーを張り、それを舟につないだ方法で往復しました。そのころの舟賃は、大人2銭、自転車3銭でした。 昭和8年下流に平野庄橋ができ、昭和16年には上流の岡島橋がコンクリート橋に変わり、渡船の利用者はずいぶん減りました。 昭和25年県営島渡船となり利用は無料になりました。 昭和63年3月三町大橋が完成し、渡しの役目も終わりました。 場所‥杉野の揖斐川右岸 案内人‥観光ボランティアガイド 国枝浩さん |
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道しるべ地蔵![]() |
‥‥2月14日放送 あるおじいさんが夢のお告げで、「川の中から出してくだされんかの」というお地蔵さまの声をたよりに、七か村井水から掘り出したのが道しるべ地蔵さまです。 谷汲への道案内をしてくださるお地蔵さまは、右手で指差し後ろの光背に「左たにくみ道」と書かれています。地元では延命地蔵、延命厄除け地蔵さんとも呼んでいます。衆生を救うため、それも谷汲を目指す巡礼や旅人のために、やさしく道をおしえています。 場所‥杉野公民館の南 案内人‥観光ボランティアガイド 原美千代さん |
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市(いち)街道![]() |
‥‥1月24日放送 420年ほど前から、市が開かれた神戸へ行く道が市街道でした。 揖斐川町黒田から沓井、粕ヶ原、田中、萩原を通り巡礼街道を横切って上田に入り下東野、入方、北一色、末守を経て、神戸に通じた約10キロの街道です。 毎月4.7.10のつく日に、月に9回市があったことから九斉市と呼ばれ、池田町からも買物に行く人達がこの市街道を通り、神戸は大層にぎわったようです。 市街道は、圃場整備が行われた昭和50年代にほとんどなくなってしまいましたが、一部民家に沿った道だけが残っています。 撮影場所‥萩原地内 案内人‥観光ボランティアガイド 国枝浩さん |
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萩原の一里薬師・栄光院![]() |
‥‥1月10日放送 中山道赤坂から横蔵に至る道は横蔵街道と呼ばれ、一里ごとに「一里薬師」と呼ばれるお堂が建てられました。栄光院は禅宗のお寺として萩原区民が建てたお寺でしたが、明治32年田中から薬師如来が移りご本尊になりました。 それ以来、庵主さまが4代にわたって「栄光庵」としてお守りされていましたが、昭和47年に亡くなられその後男性が守り「栄光院」になりました。今では区民が花を供えたり掃除をして、地区の公民館代わりとしても親しまれています。 場所‥美濃本郷駅北東約400m 案内人‥観光ボランティアガイド 窪田弘子さん |
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観光ボランティアガイド連絡先 池田町役場産業課商工観光係 TEL 0585−45−3111 (内線 293・294) E-mail yakuba@town.ikeda.gifu.jp |
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