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最新の放送日記  
研ぎ澄ませた、重なり合う“偶然”

3月31日 極小美術館の『島眞一』展を紹介しました。

壁に沿うように置かれている大きな作品、
目を凝らすと平面の中にいくつもの重なりと色が浮かんできます。
そして、金属のラインと球体が…

マチエールといった技法の作品で、
そこには切り刻まれた無数の線が生み出す
緻密さや繊細さ、緊張感、揺らぎが広がっています。

島さんは、武蔵野美術大学彫刻科卒業後、同科の助手を経て、
スペインで15年間暮らし、帰国後は同大学の教授となり、
2008年に66才で亡くなりました。

奥様に作品について伺うと、
「はがす、引っかく、つける…そんな行為の中の偶然を見つけ、
表現の終着に至るまでには、苦悩する島眞一の姿があり、
時にはこのまま死んでしまうのではないかと思う事もありました」
と、島さんの生前の姿を思い浮かべるように
一つ一つの作品の前に立ち、お話してくださいました。

そのあと、館内の中央に立ってぐるりと見回すと、
ゆっくりとした静かな感覚が広がる中、
そこに、お会いしたことのない島さんの姿があるように感じられました。

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また、3階ではエスポアール展『竹中美幸』展が開かれています。

竹中さんは大垣市出身で、
多摩美術大学大学院卒業後、作家活動を続け、
一昨年にはトーキョーワンダーウォール2010を受賞しています。

水彩やパステルの画面とアクリル板を使った作品は、
アクリル板に落とされた樹脂が光を受け、
影を落とす「色」たちは重なり合う中で、
偶然を織りなし、空間の中で一つの形になっていきます。

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『島眞一』展『竹中美幸』展
どちらの展示会も6月10日までです。

極小美術館の長澤さんまで電話連絡をしてお出かけください。
連絡先電話番号は 090―7916―4754 です。

(  担当   高野  )

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